『スピード暗記術』 インデックス
《発想力》の要は「記憶」にある
記憶力の善し悪しには、個人差がある。しかし、学生の場合、記憶力の差がそのまま学業成績に直結するケースは多い。忙しいビジネスマンにとって、記憶力の善し悪しは業務効率にも大きく関係するだろう。ここで、「発想力」と「記憶力」の関係に目を向けておこう。
忙しい人の悩みのタネはやっぱり時間
ビジネスマンが抱える数々の不満で、最たるものといったら何だろうか。おそらく大多数のビジネスマンが「時間がない」と答えるだろう。この状況を打開するには、いったいどうすればいいのだろうか。
切れ者の発想力はどこからくるのか?
ビジネス界の風雲児とも呼ばれる、「世界のホンダ」創業者・本田宗一郎など、ビジネスの世界で成功を修めた者には、独創的な発想力を持った人物が多い。ビジネスマンとして他者より抜きん出るためには。
記憶はアイディアの宝庫
新しい発想は決して、無から突如として生じるものではない。基礎となる土壌があり、さまざまな工夫を凝らして、初めて芽生える性質のものだ。独自の発想力を身につけるには、まず、基本をきちんと学び、脳内データを増やすことが大切なのである。
速く、正確に記憶するスピード暗記術
残念ながら、速読術は「魔法の杖」ではない。速読術を身につけた途端、生まれ変わったように有能な人物に変身できるわけではないのだ。しかし「速読力」と「記憶力」の両方の能力を鍛えれば、相乗効果であなたの能力は飛躍的に向上する。
あなたの読書スピードは?
さて、ここであなたの読書スピードを計測してみよう。あとで速読トレーニングの成果を確かめるためにも、現時点での自分の実力を、把握しておいてほしい。訓練文は、A、B、Cの三種類。いずれも六百文字程度で、これは、ごく普通の文庫本一ページにあたる分量である。
読書の集中力の限界は1.5時間
集中力の限界は平均1.5時間といわれ、これ以上は続けると疲労が勝り、読書スピードは一気に低下する。毎分六百文字だった読書スピードを五倍アップさせることができたら、と仮定してみよう。自由時間はこれまでと同じ一日一時間でも、読める量は五倍になる。一時間あれば、ごく普通の文庫本をラクに読破できる計算だ。
視野が狭いと速読が修得しにくい
考えごとをしながら歩いていて、電信柱や看板にぶつかってしまった経験はないだろうか? これは目と脳の連結プレイが崩れたが故のアクシデントだ。 目は、読書時に文字情報を脳に伝達する唯一の器官。速読力を身につけるのに目の筋肉の強化が肝要であることは言うまでもない。
脳の大部分は眠っている
一生を通じて、脳はほとんど眠ったまま。ちょっと油断すれば、脳の働きはすぐに鈍ってしまう。一方であなたが全力を出しているときには、脳もそれに応じて、処理スピードを上げる。環境次第では、脳の処理スピードをこれまでの数倍、十数倍、あるいは数十倍に引き上げることも可能である。
文字を音にするクセをなくして速読する
大多数の人は、本を読むとき、「心」の中で文字を音読している。この場合の心とは、大脳の側頭葉に位置するウェルニッケ中枢である。本の内容をしっかり理解するうえで、音読は大切な役割を担っていると言える。しかし、音読には利点だけではなく、弊害もある。
速読にはワーキング・メモリーが肝心
ワーキング・メモリーとは、ある行動を起こすための判断材料として、脳の前頭前野に一時的に蓄えられた「記憶プロセス」である。たいていの人が一度や二度は伝言ゲームに興じた経験があるだろう。いたって単純なゲームだが、ワーキング・メモリーに関する性質を如実に表す、興味深いゲームなのである。
ワーキング・メモリーを有効に活用し速読する
何気ない日常会話や、ちょっとした足し算や引き算。そのほか、友だちとの口喧嘩でも私たちはワーキング・メモリーを使う。概して、ワーキング・メモリーの使い方が上手い人は、「頭の回転」が速い。
記憶のメカニズムはこうなっている
人が学習を通じて新たな知識を得ると、脳内に新しい回路が作られる。新しい回路(記憶)作りの手助けをするのが、シナプスだ。できあがったばかりの回路は非常に不安定で、何かの拍子に消えてしまうが、シナプスに効果的な刺激を与え続ければ、やがて回路は安定し、記憶として神経細胞に定着する。
身体の記憶と頭の記憶
記憶は、条件反射などの無意識でも身体が反応するような「潜在的記憶」と頭で覚える「顕在的記憶」の二つに大別される。言葉や図形、年代など、いわゆる学習に関する記憶は顕在的記憶に含まれ、それらのうち、言葉で言い表せるものが言語的記憶であり、言い表せないものが非言語的記憶である。
新しい記憶が刻まれる三つの過程
脳内に新しい記憶が刻まれるまでには、三つの過程がある。記憶の第一段階である「記銘」は数分程度しか保持できない短期記憶に関わっており、ここで油断すると、せっかくの記憶が消えてしまう場合がある。本を読んでいるときには「記銘」と「想起」を交互に繰り返しているのだ。
記憶の種類によって保存場所も違う
なぜ記憶にはいくつもの種類があるのか。それには、「シナプス」が関係しているのではないか、とされている。雪道にできた轍と同様、脳内を走る記憶の回路も、幾度も繰り返し同じ道をたどることで強固になる。しっかりした記憶の回路があれば、数十年前の記憶でも自在に呼び出すことができるのだ。
海馬は脳のインデックス
海馬はタツノオトシゴのような形状をしている。一般に記憶を司る部位として知られているせいか「あらゆる記憶を蓄えている場所」としてとらえている人も多い。だが、実際には海馬は長さ約八センチの小さな器官にすぎない。海馬は取り込んだ記憶を分類する、いわゆる「インデックス」、本でいうところのタイトルの役割を果たしているのだ。
あなたの脳は右利き? 左利き?
利き手や利き足のように、脳にもクセがあるもの。簡単なテストで、実はそれがわかる。ここで、あなたの利き脳が左脳・右脳のどちらなのかチェックしてみよう。
記憶力チェック・テスト
今度は二つの記憶力チェック・テストにチャレンジしてほしい。これらのテストは、記憶の「想起(アウトプットご能力を確かめるためのものだ。新しい情報を記憶するまでの流れは「記銘(インプットご「保持(キープ)」「想起(アウトプット)」である。スピード暗記術の修得に関しては、「想起」の能力が非常に重要だ。
「論理」対「感性」…左脳と右脳の違い
人間の脳は左右一対である。だが、脳は左右に完全に分断されているわけではない。右脳と左脳は脳梁でつながっており、脳は同時に機能している。そのため両者に優劣はなく、むしろ、右脳と左脳は各々の特性を活かして個別の役割分担をしていると考えたほうがよい。それでは、右脳と左脳の特性とは何だろうか?
右脳のキャンバスにシーンを描く
小説を読んでいるとき、人は目で文章を追うのと同時にシーンを頭に思い描く。文章を読んで内容を理解するのが左脳の働き、シーンを脳裏に描くのが右脳の働きだ。小説を読んで自分の脳裏に思い描いた印象深いシーンは、時間を経ても色鮮やかに再現することができる。
左脳でインプット、右脳でキープして記憶する
本を短時間で読破し、なおかつ内容をしっかり記憶している。これが多忙な人が望む読書の理想形ではないだろうか。速読術の修得には記憶力の強化が欠かせない。右脳、左脳のいずれかに偏重するのではなく、両方の特性をバランスよく活かそう。
脳をおだてて活性化する
本能と知能とは密接な関係にある。脳の視床下部でつくられるサイロトロピン放出ホルモン(TRH)は、「ヤル気ホルモン」と呼ばれ、このホルモンが分泌されると全身の交感神経は興奮状態に陥る。視床下部は、動物の生存本能を司る部分である。「学びたい!」という意志が強ければ強いほど、学習効果も比例的に向上するのだ。
リラックス・タイム 「アロマ・バスでリフレッシュ」
強い緊張やストレスを和らげるには、ぬるめのお湯に浸かるのが効果的。そこにここで紹介したようなアロマのエッセンスを取り入れれば、リフレッシュ効果はさらに高まる。誰でも試せる簡単な方法を紹介しよう。
状況に応じて読み方を変えよ
好きな小説と新聞を比べると、明らかに読み方が違う。新聞は重要キーワードを拾い上げる要領で、全体をざっと見通しながら読んでいく。一方、好きな小説の場合は、行間を味わいながら文章をじっくり読む。本の読み方に三通りあるとわかったところで、それぞれの特性について紹介しよう。
SP式速読術の三段階ステップ
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目の筋肉をほぐそう… 眼筋ストレッチ運動
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ストレスが強いと視野が狭くなる?!
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網膜は光の受容機の集合体
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知覚の高速化で読書スピードをアップ!
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ワーキング・メモリーを鍛える
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読書は"一気に"最後まで
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心内辞書の検索機能をアップする… 単語再認の自動化トレー二ング
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速読トレー二ングには好きな音楽を使え
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速読の目の動きを定着化させる【3】順逆読みトレーニング
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速読の目の動きを定着化させる【4】8の字読みトレー二ング
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速読の目の動きを定着化させる【5】螺旋読みトレーニング
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速読の目の動きを定着化させる【6】波読みトレ一ニング
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速読の目の動きを定着化させる【7】平行読みトレーニング
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リラックス・タイム カラーセラピー編「元気になれるビタミンカラー」
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記憶力を伸ばして損はない
皆さんの多くは、多忙な日々を送られているだろう。一日の自由時間はわずか一時間程度、週単位で考えても余暇が十時間に満たない…… もしも、あなたがこんな生活環境にいるのなら、記憶力を伸ばしておいて損はない。一度だけ読んだ数字や文章をすべて暗記するのは、非常にむずかしい。だが、五回、十回と何度も繰り返すことで、記憶は次第にしっかりとした形になっていく。
メロディーとセットで記憶する
テレビやラジオの発達で流行歌を耳にする機会があふれているせいか、私たちの生活とヒット曲との間には密接なつながりがある。前章でも述べたように、右脳はシーンの保持(キープ)・想起(アウトプット)する能力―「イメージカ」が高い。これは「シーン」を「メロディー」に置き換えても、まったく同じことが言える。右脳で記憶したメロディーは時間が経っても忘れにくく、また、想起も容易なのだ。
あなたの記憶力は?
あなたが見る夢はカラーだろうか? それともモノクロだろうか? 色つきの夢を見る人は、右脳のイメージカが発達している。色彩やメロディーに対する感覚が鋭く、本を読んで情景を思い浮かべるのを得意としているのが、このタイプだ。語彙や数式など、受験勉強に必要な記憶が意味記憶である。これらの記憶は覚えにくく、しかも始末が悪いことに、忘れやすい。
連想ゲームの要領で記憶する… 連想結合法
歴史や文学史を勉強する際には、連想結合法を使って暗記してみよう。きっと今までよりもスムーズに学習が進むはずです。
釘に掛けて覚える… 掛けくぎ記憶術:体結合法、思い出結合法、名前結合法
左脳が司る文字や数字の記憶は、インプット(記銘)がむずかしい。そこで、右脳のシーン記憶の力を利用して、覚えたい事柄を強い印象で脳に刻みつけるのだ。
記憶のキープ力を向上させる… 国旗イメージ・記憶トレーニング
このトレーニングは、記憶の保持(キープ)力を向上させるのが目的である。右脳のイメージカを借りて「文字 + 国旗」をセットで記憶するのだ。ぼんやりとしかイメージできなければ、保持(キープ)力はまだ弱い。もう一度、目を開けて、国旗のイメージをしっかり記銘(インプット)するよう再挑戦していただきたい。
想像力を喚起せよ… 物語イメージ・記憶トレーニング
小説を読み、物語のイメージを思い浮かべよう。次は、物語イメージ・トレーニングに挑戦しよう。
法則を見つけて暗記せよ… 漢字イメージ・記憶トレーニング
社会生活が多様化するに従い、漢字は複雑化していった。そのため現代人は漢字が象形文字であることをそれほど意識しなくなっている。だが、原点に立ち返って漢字の構成を眺めてみよう。イメージカを喚起する材料が、いくらでも転がっているはずだ
リラックス・タイム カラーセラピー編「元気になれるビタミンカラー」
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イメージ記憶のスピード反復英単語イメージ・記憶トレーニング
かつての流行歌のメロディーを聞くと、過去の思い出まで脳内から想起(アウトプット)される。これは「メロディー+思い出」がセットで記憶されているため だ。右脳に記銘(インプット)されたメロディーの記憶は、長期間を経ても色鮮やかに保持(キープ)される。また、記憶を取り出すのも容易だ。
イメージカの総合アップ… 文章イメージ・記憶トレーニング
考え出すとイメージはいかようにでも膨らんでいく。このトレーニングを行なうと、記憶の記銘(インプット)力が向上する。絵を描くことによって右脳のイメージカを刺激されるのです。
心内辞書のシーン項目を豊かにする… 映画イメージ・記憶トレーニング
右脳のイメージカを強化するには、心内辞害にさまざまなシーンを記憶させるのが一番の近道である。しかし、よほど想像力が発達していないかぎり、未知のシーンを脳裏に思い描くのはむずかしい。文章イメージ・トレーニングがうまくいかない人は、まずは心内辞書の「シーン項目」を増やすことから始めよう。
リラックス・タイム 呼吸法・マッサージ編「身体に疲れを感じたときは」
イライラやストレスが続くと、人は自然と呼吸が速くなる。速く浅い呼吸では、充分な量の酸素が脳に届かず、集中力が低下する。そこで、苛立ちや疲労をおさえ、精神の安定を取り戻す呼吸法を紹介しよう。
本を丸ごと暗記する スピード暗記術
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リラックス・タイム カラーセラピー編「元気になれるビタミンカラー」
スピード暗記術は一冊の本を丸ごと覚えるための方法である。最初に全体理解で本の内容を大まかにつかむ。この過程により、あなたの心内辞書にはいくつかのキーワードがインプットされ、脳内にはおぼろげながら本の構図が描かれる。
イメージしにくい事柄を記憶するには
スピード暗記術の第二プロセス「樹木型情報整理法」を紹介しよう。大学受験の日本史や世界史、あるいは司法試験などのように、細かい情報を暗記・整理しながら勉強するときにとても効果的だ。
難易度の高い学習ほど、樹木型情報整理法が有効
情報を体系的にまとめた樹木図を見ながら勉強することによって、常に幹や枝といった根幹を意識するようになる。難易度の高い資格試験になるほど、専門的な深い知識が要求される。当然、受験勉強も深く掘り下げていかなければならない。そんな勉強をしているときこそ、樹木型情報整理法を積極的に取り入れてほしい。
リラックス・タイム カラーセラピー編「元気になれるビタミンカラー」
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覚えにくい事柄は何度も繰り返し記憶せよ
樹木型情報整理法で本の構造を理解したら、次は重要用語(キーワード)の暗記だ。あなたの心内辞書に、重要用語をインプットするのである。内容が専門的で、膨大な量の知識を暗記するには、このステップが欠かせない。
「読む→書く→発声する」が速読の基本
心内辞書に重要用語をインプットすることができたら、次のステップだ。もう一度テキストを読み返してほしい。今度は精読でじっくりと、内容を正確につかむこと。
数字も文章も暗記のコツは同じ
部首や成り立ちなどの力を借りて、比較的イメージを膨らませやすい文字と違い、数字をイメージに置き換えるのは困難だ。だから大半の人は、数字を一つずつ覚えるしかない。
数字の暗記は二桁ずつ語呂合わせ… 数字イメージ変換記憶術
それでは、数字イメージ・トレーニングを紹介しよう。文章のように、数字を塊として覚えるのである。1は「イ(い)」「ひと」「ワン」といった具合に自分が連想しやすい音に変換し、基本的に二桁の数字を一つの塊として認識できるように語呂合わせを用いていく。
膨大な情報を記憶するには… 置き物結合法
どの家にも大抵一つか二つはあるコップやお風呂に水を入れていく要領で、大量の記憶をそれぞれの「場所」にしまっていく。掛けくぎ法と同じく、右脳のイメージカを利用した手法だが、記憶をしまう場所が多い分、暗記学習に適している。これは古代のローマ人が実際に使っていた記憶術であり、別名「ローマン・ルーム法」とも呼ばれている。
自分で語呂合わせを作ってみよう… 頭文字記憶術
頭文字法は文字どおり、覚えたい事柄の頭文字を、語呂合わせの要領で音声変換してイメージ化し、記憶する方法である。イメージ例を二つ挙げるので、あなたも自分なりに工夫して、暗記学習に利用していただきたい。
トレーニングの成果を確かめよう 文章記憶力チェックテスト
さて、各章を通じて、さまざまなトレーニングを紹介してきた。これらのトレーニングを続けるうちに、あなたの潜在能力は開花される。心内辞書を引くスピードは上がり、ワーキング・メモリーを効率よく使えるようになる。
速読力と記憶力が揃ってこそ、能力を発揮できる
速読術トレーニングと併せて実践すれば、相乗効果で知覚の高速化が起こる。記憶力は向上し、文章読解力も自然と身についていくだろう。
リラックス・タイム 花・茶編「気・香り・色のミラクル・パワー」
フラワーセラピ-の効果には三要素ある。花が本来持っている「気」、アロマセラピーの「香り」、カラーセラピーの「色」…… これら三つの要素をミックスすることで、統合的な効果をねらうのである。
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