膨大な情報を記憶するには…… 置き物結合法
前章で「掛けくぎ法」を紹介した。これをバージョン・アップさせたのが「場所法」だ。
家の中やデパートなど、広い場所にある「物」と覚えたい事柄をセットにして記憶する方法である。
それでは、そのうちの一つである「置き物結合法」を紹介しよう。これは古代のローマ人が実際に使っていた記憶術であり、別名「ローマン・ルーム法」とも呼ばれている。
どの家にも大抵一つか二つはあるコップやお風呂に水を入れていく要領で、大量の記憶をそれぞれの「場所」にしまっていく。掛けくぎ法と同じく、右脳のイメージカを利用した手法だが、記憶をしまう場所が多い分、暗記学習に適している。
実際に覚えたい事柄をカードに記してそれぞれの場所に貼ってみてもいいだろう。ここに挙げた「物」は、いずれも日常生活で頻繁に使うものなので、記憶にも残りやすい。
置き物結合法は、英単語や歴史の年号など大量のデータを暗記するのに適している。たとえば、次に示したように、あなたの家にある物を脳裏に思い浮かべて、チャレンジしてほしい。
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