心内辞書の検索機能をアップする… 単語再認の自動化トレー二ング
それでは心内辞書を速く引くためのトレーニングを紹介しよう。単語再認の自動化トレーニングである。
本を読むとき、途中でつまずく原因には二つある。
第一に語棄の不足。心内辞書に蓄えられているデータが少なければ、本をスラスラ読むことはできない。とくに新聞やビジネス害など、専門用語が頻繁に出てくる本を読むときには、豊かな語章力が必要不可欠といえる。
第二にワーキング・メモリーの貧弱さである。心内辞書にたっぷり知識が蓄えられているにもかかわらず、単語検索に手間取るのがこのタイプだ。語章不足を解消するには、とにかく大量の情報を仕入れるほかにない。速読術を身につけて、これまで以上に読書に励めば、ある程度は解消されるだろう。
問題なのは、ワーキング・メモリーが貧弱な人である。心内辞書のデータが豊かなだけに、非常にもったいない。SP式では、この二つの弱点を克服することをトレーニングの目標に掲げた。少ない語棄力を補い、すばやい単語検索を可能にするのである。
次以降に挙げる単語を一秒ずつ眺めていってほしい。文字の一字一句を読まなくてもあなたの心内辞書にその単語のデータがあれば、文字を見ただけで心内辞書は反応する。(これは知っている単語だ)との印象を抱いたなら、心内辞書が単語を検索できたという証拠である。もし知らない単語が出てきても、気にせずトレーニングを続けよう。その日のトレーニングを終えたところで、あらためて意味を調べればいい。 最初は一秒に一単語ずつ、慣れてきたら少しずつ数を増やしていこう。
一秒間で十~十二単語を認識できるようになることを目指して、継続してトレーニングを行なってほしい。これを応用して、各種試験に挑戦する際には、たとえばテキストより索引を先に読み込むのも得策だ。心内辞書に専門用語のデータを蓄えたうえでテキストを読むと”理解”が速い。
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