速読、記憶術の情報
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覚えにくい事柄は何度も繰り返せ
樹木型情報整理法で本の構造を理解したら、次は重要用語(キーワード)の暗記だ。あなたの心内辞書に、重要用語をインプットするのである。内容が専門的で、膨大な量の知識を暗記するには、このステップが欠かせない。
用語に関する知識がないままでは、いくらテキストを読み込んだところで内容を完全に理解することはむずかしい。語棄不足の状態で英語のミステリーを読むようなものだ。肝心な部分を把握できずに、もやもやとした消化不良を起こす心配がある。
反復学習をする際には、用語集、あるいは一問一答形式の問題集を使うとよい。
初めは機械的でもかまわないので、用語集、一問一答形式の問題集を繰り返し読んで、しっかり重要用語を暗記しよう。繰り返し読むことで前項で説明したようにウェルニッケ中枢のエコー記憶の力が働く。なお、基本的には黙読だが、重要用語の暗記を目的とした勉強には、「声に出してみる」ことも実に効果的だ。
この段階で、徹底的に重要用語を身につけてしまおう。
心内辞書に重要用語の項目を追加することで、テキストの内容を正確につかむための土台ができあがる。
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