法則を見つけて暗記せよ…… 漢字イメージ・トレーニング
さて、次に紹介するのは、言葉の成り立ちに着目した漢字イメージ・トレーニングだ。
漢字は象形文字である。山や川、森など、ものの形を見たままにかたちどり、共通のコミュニケーション・シール(道具)としたのが、漢字の始まりだ。
社会生活が多様化するに従い、漢字は複雑化していった。そのため現代人は漢字が象形文字であることをそれほど意識しなくなっている。だが、原点に立ち返って漢字の構成を眺めてみよう。イメージカを喚起する材料が、いくらでも転がっているはずだ。
次ページから共通の部首を持つ漢字を、グループ分けして挙げている。部首の成り立ちを読み、記されているシーンを脳裏にイメージしてほしい。例示した漢字についても同様に、言葉の持つ意味をイメージしてみよう。部首の成り立ちのイメージが強い漢字を集めたので、シーンを脳裏に描くのも比較的ラクだと思う。
むずかしい漢字に接したときには、部首の成り立ちに着目しよう。言葉の持つ本来の意味を理解することでゞ漢字を文字としてだけではなく、イメージとして脳に記憶できるようになる。
さらに、部首の持つイメージから類義語・対義語へ発想を広げてみる。目新しい漢字に接した際にも、部首の成り立ちを知ることでイメージが広がり、暗記が簡単にできるようになる。
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