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脳の大部分は眠っている
ゴールデン・ウィークやお盆など長期休暇を取った後、久しぶりに出社した直後の状態を思い起こしてほしい。休暇前と同じ調子で、すぐに仕事を始められるだろうか。
おそらく、たいていの人が首を横に振ると思う。身体がだるいうえに、頭はシャキッとしない。普段ならしないような平凡なミスを犯したりするのも、この時期である。ほんの一週間程度休んだだけでも、以前のリズムを取り戻すのに苦労する。こう考えてみると、脳がかなりの怠け者であると気づく。
脳の大部分は眠っている、という話を聞いたことはないだろうか? 世紀の天才と称されるほどの人物でも、脳の使用度という観点から見れば、凡人とさほど変わりはない。一生を通じて、脳はほとんど眠ったままなのだ。それどころか、ちょっと油断すれば、脳の働きはすぐに鈍ってしまう。しかし、見方を変えて考えてみたい。たしかに脳は怠け者だが、その一方、順応性に長けている。
脳は常に状況に応じた働きをしているのだ。あなたが休暇を取ってリラックスすれば、脳も同様に休眠に入る。それとは反対に、あなたが全力を出しているときには、脳もそれに応じて、処理スピードを上げる。
たとえば、家で勉強していたときにはどうしてもわからなかった問題が、本番の試験で解けたというケース。あるいは、練習中にはまるでうまくいかなかったシュートが、試合中には椅麗に決まった、など。気持ちを集中して物事に取り組んでいるときには、自分でも思いもよらない好成績を上げるときがある。
このように環境次第では、脳の処理スピードをこれまでの数倍、十数倍、あるいは数十倍に引き上げることも可能である。
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