スピード暗記法:知識のアウトプットを速める
記憶について話を進めます。
人の、インプットの能力は非常にすぐれており、キープも3回以上復習すればできます。
問題点はアウトプットで、ここで再認と再生について話をすすめましょう。
再認は「見て思い出す」ことで、簡単です。ここでは単語再認が重要で、繰り返し高速で再認訓練を行なうと、単語再認の自動化が起こってきます。
専門書の勉強をしている人は専門用語の意味がほとんど分かる状態だと、すらすら読むことができ、頭の中に知識がインプットされていきます。
その状態をつくるために、巻末の事項索引を拡大コピーします。できれば、本の背表紙の本の題名の文字の大きさくらいが最適です。
これは、目で見て、右脳で形として意味が目に飛び込んでくる大きさになっているからで、拡大したものは、はさみで切ってカード化します。
1枚のカードは7チャンクまでの情報に止めておきましょう。これを素早く見ていきます。フラッシュ・カードのように、1秒以内でめくって認識するだけでよいです。
単語再認は、正確さよりスピードが大事です。「これは勉強したことのある単語だ」と瞬間的に判断できるスピードで十分です。
再生は「見ないで思い出す」方法で、ここでは、思い出すための手がかりが重要です。ネットワーク化された知識やイメージ化された知識は思い出しやすいからです。
情報活用樹木法やフローチャート、図式にまとめるのが思い出しやすい方法です。
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