スピード暗記法:キーワード化
文章を丸ごと覚える記憶作業は、詩や俳句を覚えること以外には、あまり必要がありません。詩や俳句では、1つ1つの短いフレーズに、選び抜かれ凝縮された単語が使用されています。字数などの範囲が制限されているからです。しかし、通常の文章では、いくつかの単語を並びかえて同じ意味の文章をいくつも作ることができます。
そのように、文章は柔軟性があるので変形しやすく、型に填めて覚えることには適していません。
私たちの長期記憶の構造はキーワード化して、単語のネットワーク(スキーマ)、あるいはイメージとして単語で保存されていることが多い、という特徴があります。大事なことを覚える時は、キーワードにマーキングして覚えましょう。復習する時に、マーキング箇所だけチェックしていっても、かなり思い出せるものです。
スピード暗記法:連想
連想を使うことにより、アウトプットが楽になります。思い出すには手がかりが必要だからです。
記憶の棚のどの部分に入っているかが分かったら、その言葉から芋蔓式で思い出すことが可能になります。
ここでは、チャンキングの考え方が重要です。グループを語呂合わせなどで1つに束ねると、一度に思い出すことができます。
グループ化して覚えると、別々に1つずつ覚える場合よりも少ない記憶容量で思い出すことが容易になります。
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