スピード暗記法:数字
数字は順番や、長さ、量、割合、時間などを表しています。一種のイメージです。
幼児教室では数字をイメージとして捉えます。ドーマン博士が開発されたドッツカードでは、縦と横が10×10で、100個の丸の中で一瞬にその並び方で数字を判断します。横が全部そろっていて、縦が8列ならば、80、横が全部そろい、縦が5列、次の列が7つなら、57と判断するのです。これは一瞬で判断できます。そのようにして順番に訓練していくと、立体的になって10×10×10の、1000個となっても判断可能です。
このように、数字をイメージとして捉えられる人は数的概念が頭の中に出来上がっているために、数字の記憶が残りやすくなります。
ソロバンを習っていた人(初段以上)が数学を得意にするのは、ただ単に計算だけでなく、イメージで数的処理を行なえることと関係していると思われます。囲碁の場合には、陣地取りですから、ゲームをしながらイメージで、こちらが何個ぐらい勝っているとか掴んでいるわけです。地理の統計では、細かな数字で面積や人口、国民総生産、輸出額、山の高さ、川の長さ、気温、降水量などが表され、生産量が円グラフで表されています。この場合、正確に数字を覚える必要はありません。なぜなら毎年、数字は少しずつ変化していくからです。
円グラフや棒グラフ、折れ線グラフなどで数字をイメージ化すると、記憶に残ります。そして、そのグラフの特色を見つけ、意味づけを行なうと忘れにくいものです。
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