SP速読学院誕生秘話
高校教師時代
SP式速読法を開発する前、私は高校の社会科の教師を務めていました。生徒指導部長を3年間、進路指導主任を2年間、社会科主任を9年間務め、野球部やサッカー部の監督としてクラブ指導も行っていました。高校教師を10年間務めた後、私は予備校や学習塾や家庭教師を通して、受験に深くかかわりました。
中学受験生の厳しい実態
K君は2つの学習塾と2人の家庭教師に教えられ、洛星中学と東大寺学園中学の両校に合格しました。喜びの一方、中学受験の実態を経験した私は、中学受験のために3~4年間も勉強漬けにならざるを得ない小学生の現状に憂いを感じました。小学生でこんなに勉強ばかりしていたら、勉強が嫌いになってしまう。優秀な子どもたちが勉強嫌いになってしまっては日本の将来は厳しい、そう思いました。
もっと勉強が楽になる方法はないか。そんな折に出会ったのが速読術です。
日本の速読教室の実情
私は記憶の心理学の本や視覚の専門書を通し、読書と理解や記憶、眼の関係がどのようになっているか研究しました。そして1997年、私はSP速読学院を設立し、京都教室を開講しました。同時にPCを使った速読トレーニングソフトの開発を始め、2013年現在では速読術に加え記憶術・英語速読・国語速読・法律速読などのソフトが開発されています。今もソフトをより良くする為の開発が継続されており、その作業時間はのべ2万5000時間にのぼります。
SP式速読の意味
学院設立後も研究は続き、100冊以上に及ぶ認知心理学や認知神経心理学関係の参考書の下、私は「SP式速読記憶トレーニング教本」(辰巳教育研究所)を2000年に出版しました。速読と記憶の理論を表したこの本の特色は、右脳理論や左脳理論でなく全脳を使う速読理論です。中でも特徴的なのは脳の情報処理を行うワーキング・メモリーの使い方にあります。
SP速読法のSPとはSpeed & Power Readingの略で、速く読むだけでなく、記憶に残るようにしっかりと理解して読める速読、つまり勉強や仕事力アップに役立てることが出来る速読術という意図で名づけました。
「読まなきゃいけないものだらけなのに時間がない!」「試験勉強、仕事の効率をもっと上げたい!」
そんなあなたにこそSP式速読記憶術をお薦め致します。
SP速読学院の歴史
- SP速読学院設立 京都校・大阪校 開講
- 辰巳法律研究所 大阪校にて法律速読の授業を開始(3年間)
SP速読学院 名古屋校 開講
- 「SP式速読記憶トレーニング教本」(辰巳法律研究所)を出版
- 「ひと晩5冊の本が速読できる方法」(河出書房新社)を出版
速読と記憶は車の両輪であること、また、それまで明らかにされていなかった複数行の読み方を紹介。
- SP速読学院 東京校 開講
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「速読術が日本史でマスターできる本」(幻冬舎)を出版
この本では1章.目と脳の働きから見た文章理解と記憶の仕組み、2章.認知科学から速読術を分析する、その他の章は基礎~応用~発展~上級まで速読の発達段階に応じて読み方を解説しており、武光誠教授の日本史を読みながら、トレーニングが出来るように構成されています。
- 毎日放送(関西)「ちちんぷいぷい」に出演
- アメリカの大学BYUで速読の正規授業をスタート
- 「ひと晩5冊の速読術」(河出書房新社)が10万部のベストセラー
NHK「あさイチ」村上春樹『IQ84』特集に出演
日本テレビ「ズームインスーパー」に出演
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2011年「超速読トレーニング」(幻冬舎)を出版
- NHK「あさイチ」スゴ技Qに出演
- 「確実に身につく速読の技術」(河出書房新社)出版
- 仕事の成果を上げ、成績アップさせる勉強術の切り札として紹介されています。また、速読と記憶を両立させる技法とトレーニングが紹介されています。この本には、10倍速までトレーニングできるCD-ROMが付属しています。
- 朝日放送(関西)「キャスト」に出演
- 「新TOEIC®TEST『英文速読』驚異の勉強術」出版
- TOEIC®スコアアップ対策スピードリーディング・スピードリスニングのトレーニングを開始