速読Q&A、よくあるご質問
- SP式はパソコン画面を使うようですが、パソコンが苦手でも大丈夫ですか?
- どれくらいの時間訓練したら、効果がでますか?
- 速読トレーニングは何才から始められますか?
- 1冊の本を何分ぐらいで読めるようになりますか?
- 読書速度の計測はどんな本を使用しますか?
- 返り読みの癖をとるにはどれ位のトレーニングが必要ですか?
- 質問やメールにも対応できますか?
- 哲学書、学術書などを速読したいのですが
- 外国語の本も速読できますか?
- 専門書を速読する際に気をつけることはありますか?
- 速読を習得できるかどうか不安なのですが、速度保証制度を利用する方はどのくらいいるのでしょうか。
パソコンが苦手でも大丈夫ですか?
パソコンがわからなくても問題はありません。
インストラクターがキーボードの操作法を丁寧に指導します。実際には使用するキーは数字キーですので、画面の指示通りに行えば小学生でも大丈夫です。SP式がパソコンを使用するわけは、速読の中で理解速度を上げることが本や教材だけのトレーニングでは時間がかかり、一番難しいからです。本や教材の訓練だけで知覚の高速化や単語再認の自動化を起こすことは大変困難です。0.1秒~0.2秒の画面切り替えと同等のことを本をめくりながら行うことはほぼ不可能です。
SP式では初めての人にパソコン画面を見せて初速度の倍のスピードまで理解速度が向上する時間は約5分です。わずか30秒でも、自分が以前よりも速く読めていることを実感できます。パソコン訓練は即効性があり、音読の癖を早くとることができます。そして、個別指導にも適しています。最善の教材を使用した方が生徒の上達も早いので、パソコンを使用しているのです。
最初は目が疲れますが、すぐに慣れてきます。一点集中で文字を見ているのでなく、理解文字数を広げながら見ているので、目は疲れなくなり、集中力を高めるのにも適しています。
どれくらいの時間訓練したら効果がでますか?
SP式では無料体験レッスンで、正確に理解する読み方での読書速度が約50%アップします。平均的に500文字/分(一分で1ページを読むくらいのペース)の読書速度の人がトレーニングを受けて、
40分×10回で約2,500~3,000文字/分 (約5倍)
40分×20回で約5,000文字/分 (約10倍)
40分×30回で約7,000文字/分 (約14倍)
40分×50回で約10,000文字/分 (約20倍)
になります。これはあくまで平均値です。
上達の早い人は、40分×10回の訓練で10,000~15,000/分のスピードになります。SP式はパソコン画面を使用した個別指導のレッスンなので、自分のペースで好きな時間を予約し、個人レベルに応じたトレーニングを受けることができます。
分速3,000文字ではまだ音読の習慣が残っています。速読しているなという感覚は5,000文字/分以上です。音声化の癖がかなりなくなっています。 速読を習うなら、5,000文字/分以上を目指されることをお勧めします。
速読トレーニングは何才から始められますか?
小学校低学年の児童のお母さんが、右脳開発の為に速読をやってみたいと言われますが、訓練を始めるには少し早いです。速読力は読解力と記憶力と言語力、集中力などのトータルトレーニングであり、それらの能力が向上して得られる結果です。
早期教育には3つの問題があります。まず9歳以下では語彙数が極端に少ないということです。頭の中の「心内辞書」を十分に活用することができません。次は言語教育の影響です。学校教育ではほとんどの授業で音読が中心に行われています。その影響で、小学校低学年の児童は、音読の習慣から抜け出すのに時間がかかります。最後に、能力の定着化の年齢的問題があります。例えば英語圏で生活して日常会話ができるようになっても、日本に帰ってきたときに9歳以下であった場合はほとんど忘れてしまいます。大人まで能力が保たれるのは、10歳以降に始めたことが多いのです。
そのようなわけで、読書に興味を持ち、児童書等をよく読んでおられる子供さんであれば、小学4年生頃から始められるのが良いと思います。難関中学受験を目指しておられるのなら、小学3年生の時に速読トレーニングをされたら良いと思います。
小4~小6でほとんど本を読まない子供さんは中学生になってから速読トレーニングを始めた方が良いと思います。つまり、読書年齢が中学生レベルに達した時点で始めるのが開始年齢としてふさわしいでしょう。中には、小2でも中学レベルに到達している子供さんがおられます。幼児教室でトレーニングを受けてきた人や読書好きのお子さんには芥川の小説をすらすら読めるレベルの人もいます。
お子様の場合は児童書で宮澤賢治や芥川龍之介を理解して読める程度でしたら十分トレーニングが可能です。
なお年齢の上限はありません。日常、小説や新聞の社説などを読んでおられたら大丈夫です。
1冊の本を何分ぐらいで読めるようになりますか?
速読力が身についてくると、当然1冊を読破する時間が短縮されます。以下の表を参考にしてください。
読書スピード (1分で読む 文字数) |
日本人 平均 600文字 |
3,000 文字 |
6,000 文字 |
10,000 文字 |
30,000 文字 |
100,000 文字 |
---|---|---|---|---|---|---|
文庫本 1冊を読む 所要時間 |
約5時間 | 約60分 | 約30分 | 約18分 | 約6分 | 約2分 |
実際の文庫1冊にかかる所要時間は、本の難易度や集中力、本の内容に関する背景知識をどの程度持っているかなど、さまざまな要因で変化します。
SP式 一般速読講座のページでも詳しくご覧頂けます。
読書速度の計測はどんな本を使用しますか?
SP式では、新書・文庫・新刊書・専門書などを初見で計測します。
上達すると1冊を何分で読めるか計測します。内容の書き出しを行う場合もあります。速読教室の中には、同じ本でしか計測しない所があります。これでは頭の中に概念知識や背景知識が心内辞書として形成されていますので、見ただけで読めた気になってしまうかも知れません。初見の本を読んでスピードアップしていなければ、能力が向上しているとは言えません。
児童書のようなやさしい本でしか計測しない所も要注意です。やさしい本のレベルでは単語再認の自動化が起こっており、見るスピードでほとんど意味が入ってきます。あなたが読みたい本は児童書ではなく、普通の大人が読む新書や文庫などでしょう。初見でそのレベルの本を読んでスピードアップしていなければ、能力は向上していないのです。読書力が本当についているのかどうかを確認するには、あなたがいつも読んでおられるレベルの本1冊を読破する時間で計る必要があります。
返り読みの癖をとるためのトレーニング量は?
40分のトレーニングを10回行えば、 頭の中から長期記憶を検索することが一瞬にできる(単語再認の自動化が起こる)ようになり、ほぼ返り読みがなくなります。
単語再認が自動化していない状態では、頭の中の単語を検索するときにすぐに思い出せなくて思考の中断が起こり、その間に今まで読んでいた文脈の記憶が急激になくなって文章がつながらなくなり、返り読みをすることになります。
一瞬に10個位の単語再認ができるようになると文字を目で見て理解する事に慣れ、音声化の影響が弱まり、順番に文字を追わなくても文章や段落ごとに意味をチャンキング(文をかたまりとして処理すること)して理解できるようになります。
質問にも対応できますか?
少人数個別レッスンのため、教室での個別の質問にも対応できます。授業中にインストラクターまで直接お問い合わせください。
通信コースの受講生は、お問い合わせ内容やトレーニング記録用紙の結果をサポートフォームよりお送りください。
※お電話でのレッスン内容に関する詳細なお問い合わせにお答えすることはできかねます。ご了承くださいませ。
※通学コースの受講生の方は原則として通信サポートフォームをお使いいただけません。教室にて直接ご質問ください。
哲学書、学術書などを速読したいのですが
哲学・思想関連の文書を熟読しながら、速く読みたい方にも、SP式速読は有効です。SP式では正確に理解して記憶に残る読み方をスピードアップすることができます。認知心理学に基づいたトレーニングで、理解度を落とさない真の意味の速読法をマスターして実際の読書等に役立てていただけると思います。
詳しくはSP速読学院の理念のページにてご覧頂けます。
外国語の本も速読できますか?
単語の意味を知っていて、なおかつ文法の知識があれば可能です。
英語なりフランス語なりスペイン語なり、外国語で書かれた文章を速読することは可能です。ただし、意味を知らない単語を理解することはできません。たとえば英語で机はtableですが、スペイン語で机はmesaといいます。文章の中でmesaと出てきたときに「机」と意味がでてこなければ文章を理解することはできません。「速読」と聞くとついつい万能のように聞こえてしまうのですが、意味を知らないのに理解できるとなってしまったら楔形文字ですら理解できるということになってしまいます。
また、単語だけでは文章は理解できません。その言語の文法をも理解していなくてはなりません。たとえば、日本語だと「主語→目的語→動詞」となりますが、英語の場合ですと「主語→動詞→目的語」となります。こうした文法の知識も、言語ごとに習得する必要があるのです。
専門書を速読する際に気をつけることはありますか?
単語の意味を理解している必要があります。
先ほどの外国語の例と同様に、専門書である以上、専門用語が多分にちりばめられていることでしょう。そうした時に単語の意味を理解できなければ、その単語が内包されている文章そのものも理解することができなくなってしまいます。
たとえば、心理学の用語で「アレキシサイミア」といったら「失感情症」という意味です。また、社会学の用語で「アノミー」は無秩序ということを意味します。言語学の用語で「変異」とは年代や地域によって言語の意味が異なるということを意味します。政治学の用語で「ソフトパワー」と言えば、イデオロギーなど見えない権力構造で相手を支配することを指します。このような専門用語の意味をあらかじめ暗記しておく必要があります。
速度保証制度を利用する方はどのくらいいるのでしょうか?
ご安心ください。読書をされる方で保証速度にまで伸びなかった方はほとんどおられません(受講者の10%以下になります)。
もちろんもし保証制度をご利用の場合も全力でサポートさせていただきます。