脳を鍛えるトレーニングを始める前に
この章では、いよいよ大脳を鍛えるための具体的なトレーニング方法を紹介しましょう。ここでは英語力アップに焦点をしぼり、トレーニングを展開します。
最初に、脳内データベースをより豊かにするために、英単語の語彙を増やしましょう。
脳内データベースが貧弱で、単語をろくに知らないまま長文読解にチャレンジするのは、あまり賢明とはいえません。英語の長文読解を苦手とする人がたくさんいますが、その原因の大半は単語力不足なのです。
未知の単語に出会うたびに本を閉じて辞書を引いていたのでは、いつまでたっても先に進めませんね。もし、大脳の中に瞬時に引ける効率的な英和辞典が入っていたら、と想像してください。
日本語で書かれた本を読むのとほとんど同じ要領で、英文を理解できると思いませんか?
二カ国語を自由自在に操れるパイリンガルは、脳内に日本語と英語の心内辞書を備えているようなものです。必要に応じて、それぞれ二冊の辞書を引けるのですから便利ですね。
もちろん、この心内辞書の単語が増えれば増えるほど、英文の読解は楽になります。
単語を覚える学習効果を上げるには、まず基礎となる土台を作り上げることです。
遠回りのようで、実はそれが一番の近道です。しっかりと基礎を固めることで、かなり難解な応用問題にも対応できるようになるでしょう。
土台固めのコツは、単語に関する情報を系統樹のようなグループ単位で心内辞書にインプットすることです。第一章でもお話ししたように、暗記学習には脳内、ネットワークの構築が、非常に重要です。
二種類のトレーニングを用意しましたので、がんばってチャレンジしてください。
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