イメージ化できない文章を、どう読むか
抽象的でイメージ化しにくい文章は、音声に変換して記憶に残すか、チャンキングするかの方法になります。
その典型的な例が、仏教のお経の言葉です。お経は、繰り返し言葉に出して唱えてみなければ、とうてい覚えられるものではありません。そういう点で、1分間に2,000文字から6000文字のスピード精読は頭の中で音声化することが可能な読み方の上限であり、記憶に残る限界に近い読み方なのです。
音声化精読のスピードは系統立ったSP式速読法のトレーニングによって、未訓練の日本人平均の3~10倍まで伸ばすことができます。
さて、ここで速読し易い本と、しにくい本の違いについて述べることにしましょう。
文庫、新書、新聞、雑誌、最近の小説は、おおむね速読しやすい部類に入ります。理由は、大学受験レベルか、大学教養課程レベルの知識があればスラスラと理解できるように、作者が書いていてくれている(一部例外もないわけではありませんが)からです。
反対に、専門書、高校以上の教科書、試験問題は、速読しにくい部類です。最初からスラスラ分かるようには書いていないからです。分かりやすく書いたのでは、得点で合否を決めるタイプの試験なら誰でも楽に合格してしまうでしょうし、合格定員が決まっているタイプの試験なら受験生に差が付かないでしょう。勉強して初めて分かるように、読み手の能力差を拡大するように書いてあるのです。
ゆっくり読んでも理解できない難しい内容であれば、速読しても理解できないのは、当たり前のことです。
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