眼筋ストレッチ運動:目の準備体操
無理をしないで様子を見ながら徐々に眼筋を慣らしていってください。短期間で過剰なトレーニングをしたところで効果は上がらず、目を傷めるだけです。少しずつでもいいから毎日続けることが肝要です。
なおトレーニングの際は、コンタクトレンズを外してください。レンズがはずれたり、角膜を傷つける恐れがあります。
眼筋ストレッチ運動のやりかた
・無理をせず、様子を見ながら徐々に眼筋を慣らしていってください。・コンタクトレンズを装着されている方は、外してから行いましょう。
両手で握りこぶしをつくり、目の高さに上げる。
180度を目安に両腕を左右に広げ、
目の横で親指を立てて、
少し動かしてみましょう。
顔を正面に向けたまま、横目で右の親指を見る。
最初は少し苦しいでしょうが、
このまま20秒間キープしてください。
顔を正面に向けたまま、今度は左の親指を見る。
視線を親指に固定した状態で、
20秒間キープしてください。
次に両腕をイラストのように上下にかまえ、
両手の親指がかろうじて視野に入る位置で
視線を固定します。
顔を正面に向けたまま、上方の親指を見る。
あごを引いた姿勢の上目づかいの要領で視線を固定。
自分のまゆ毛を吊り上げる感覚で見るとよいでしょう。
そのまま20秒間視線をキープします。
今度は顔を正面に向けたまま、
下方の親指に視線を移し、
自分のあごを見下ろす感覚で視線を固定。
そのまま20秒間キープします。
イラストのように右の親指を
斜め右上方、左の親指を斜め左下方に広げ、
顔を正面に向けたまま右上の親指を見る。
そのまま20秒間視線をキープします。
指の状態は同じままで、視線を左下の親指に移し、
顔を正面に向けたまま視線を固定。
そのまま20秒間キープします。
今度は左の親指を斜め左上方、右の親指を斜め右下方に広げ、
顔を正面に向けたまま左上の親指に
視線を固定。
そのまま20秒間キープします。
指の状態は同じままで、視線を右下の親指に移し、
顔を正面に向けたまま視線を固定。
そのまま20秒間キープします。
最後に両目を大きく
右回りに5回、左回りに5回。
ぐるりと旋回させます。
視線を固定する時間を20秒に設定しましたが、慣れてきたら両腕を広げる角度を大きくし、視線を固定する時間を伸ばしていってください。最終的には1分間は視線をキープできるようになるでしょう。
目の機能を高め、より速く、より多く情報を脳に送る
衰えた筋肉では速く走れないのと同様で、目の筋肉が弱いままでは文字を高速で追うことはできません。速読の上級者はそのための鍛えられた目の筋肉を持っています。誰よりも速く読むためには目の筋カトレーニングは欠かせません。
最初に準備運動として眼筋ストレッチを行い、眼筋を柔軟に動かせるようにします。それから一瞬にして多くの文字情報を目に入れるための視野拡大のトレーニング。さらにはすばやく文字を追ったり、行間移動がスムーズにできる視点移動トレーニングを行います。