【カフーを待ちわびて】を読んで…
こんにちは!京都教室速読インストラクターのDです。
最近お天気不安定ですね…。昨日も夕立が降る前は空が真っ暗になったので何事かと思いました。
さて本日は書籍のご紹介です!
[amazonjs asin="4796663525" locale="JP" title="カフーを待ちわびて (宝島社文庫)"]
今回は★★★★☆の作品です。
映像化もされていますよ~
幸役のマイコさんがイメージぴったりです。
(色白美人で白のワンピースが似合う!)
沖縄の離島「与那喜島」にて雑貨店よろずやを経営する明青(あきお←35歳)の元に届いた一通の手紙
「私をあなたのお嫁さんにしてください 幸」
この時点で「なんだかいいなぁ…」まったりとした気分になった私です。
この一言が私を含む世の女性たちはなかなか言えないんですよ~きっと!
超ストレートなこの表現!今後の人生でぜひ使おうと思います…。
さて…この手紙のきっかけは明青が絵馬に書いた願い事「嫁に来ないか。幸せにします。」
ネタバレになっちゃいますが、この2人ただの他人が出会ったわけではないんです!
奇跡もしくは神様のいたずらカテゴリーに入るような出会い方なんですね。
ストーリーの主軸はあくまで男女の恋愛。その脇に現代の離島が抱える問題も浮き彫りになっています。
現状のまま細々と生きてゆくのか、それとも生まれ故郷をリゾート開発化するために明け渡すのか…。
全体的な感想としては…本当に現実にこんな人たち存在したらすごいなぁとつっこみたくなるぐらい純粋な感情にあふれた物語でした。
そして基本ラブストーリーなんで、せつないなぁ…せつなすぎるよって箇所がたくさんあります。
読んでから知ったのですが第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品だそうです。納得。
なんだか…本当の愛はゆっくり育むものなのかな?と考えさせられる作品でした。
そしてこれいつの時代の話?とも思いました。
なんだか昭和の香りがしましたよ。(私だけ?)
タイトルの「カフー」とは主人公明青の飼い犬の名前でもあり「果報」(良い知らせや幸せの意味」がなまったものでもあるそうです。
私は一昔前の「yahoo」を「やほぉー」と言っていたお笑い芸人さんを思い出しましたよ。(ナイツさんですね!)
この本は京都教室に置いてあるので…興味をお持ちの方はぜひぜひご一読くださいね。(文庫本です。)
ちなみ著者原田マハさんの「楽園のカンヴァス」もありますよ~。(こちらはハードカバーです。)
ではでは…。