TBSテレビ取材の裏話
SP速読学院の橘遵です。
テレビの取材現場には今まで9回立ち会いました。
何回取材を見てもどこが放映されるか予想できないものです。
今回はTBSさんの『未知の世界に飛び込め!THE体感』の取材の裏話をします。
最初は芸能人がSP速読学院の本の読み方、目線の動き13種類の中から2~3種類ほどを実際にやってみてどのように感じるか体感をするという主旨でした。
でも、撮影の時は新刊の本を持ちこまれ、ディレクターが本の真ん中あたりをぱらりと開き、2ページを読んでみて下さいと言われ、継本まどかが速読しました。
読書時は膝の上に本を置いて読みました。アイトラッキングカメラの眼鏡がずれて目線は実際より少し上に表示されていました。
ここが放映されました。
小説をいきなり途中から読んだ場合、登場人物や時間、場所の設定が出来ていなくて、上映中の映画を途中から見るようなものです。
小説は最初から読んで場面設定ができ、人物関係もわかり読めるものなので、最初から読んだ方が良いと思いますよと提案しました。
ここで目線を正確にするために肘の上に厚手の本を5冊ほど積み、本は顔の正面にして読みました。
目線は本の中心を上下に正しく動くようになりました。
継本は最初から60ページを3分位で読み、登場人物の名前や相関関係、エピソードを説明し、ディレクターの質問にも全て正解しました。
カメラマンや周りのスタッフは継本の能力の高さにびっくり!
予め本を読んでこられたディレクターは、「ゆっくりと何回読んでも、あんなに詳しく説明できないわ!」と感心されていました。
継本まどかのスゴイところは、細かい部分までイメージして読んでキーワードのアウトプットがきっちりできることです。
通常、単語は無意識で処理をしていて文章は短期記憶として繋がっています。
よほど覚えることに意識をしてしないと単語を思い出すことは難しく、キーワードは注意深くインプットしないとアウトプットすることはかなり困難になります。
ビジネス書の場合は背景知識で読めるので、飛ばし読みでも速読は可能になりますが、初めて読む小説は背景知識がない為、飛ばし読みをしながら正確にアウトプットすることは困難です。
即興でここまでできる継本はスゴイ!です。
さて、速読初心者の小池さん(TBSスタッフ)も最初は2ページを1分44秒(分速660文字)でしたが、継本によるわずか10分のトレーニングで2ページを38秒(分速約1800文字)で読めるようになりました。
隣で見ていた私もたった10分の速読トレーニングで3倍近くなるのをみて、正直驚きました。
小池さんは伸びる素質が高かったのでラッキーな面もありました。取材時間は約2時間でした。
実際のテレビで放送されたものでは冒頭の5分の部分がコンパクトに整理されて放送をされました。
私はこの部分がテレビに出るというのは予想をしていませんでした。放送時間が5分位しかなかったので、5分でまとめられる部分は最初の5分の所だけだったようです。
全体の番組構成から映像のどこを使うのかはプロデューサーが決定されるのでしょうね。
視聴率UPに少しでも貢献できたら、責任を果たせたと思います。
今回もテレビ局に協力をすることが出来たので良かったです。
TBSのスタッフの皆さま、今回はありがとうございました。
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