「古事記を速読する」 | SP速読学院

速読ブログ

2011.11.26
読書記録、本の紹介

「古事記を速読する」

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今日の記事は「古事記」について

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681年、天武天皇の命令によって作られた国史です。

中学校の歴史の授業なんかで「古事記」「日本書紀」「風土記」とセットで覚えた方も多いかなぁと思います。

最近京都教室で近代文学を速読したいというお客様がいらっしゃったので、ちょっと触発されて古語の文章を久しぶりに読みたいなぁと思いました♪

さて、この古事記ほとんど古文のような感じで書かれています。
冒頭の文章はこんな感じ。↓

「天地(あめつち)初めて発(ひら)けし時、高天原(たかまのはら)に成れる神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、次に高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、次に神産巣日神(かみむすひのかみ)。此(こ)の三柱(みはしら)の ...」

・・・何がなんだかわかりません(笑)
日本書紀の方はほとんど漢文なので余計にわかりません(笑)

よくあるご質問なのですが、意味が分からない文章でも速読できるのか?ということを聞かれたりします。
つまり、速読をマスターすればたとえばの話、英語がすっごい苦手でも英語を理解してすらすらと素早く訳せるようになるのか、というご質問です。

答えはNOです。
単語の意味を理解していなかったら当然のことながら文章だって理解することはできません。

速読って聞くとついつい万能のツールみたいに思えてしまうのですが、もちろんそんな魔法みたいなことはできません(笑)

先にきちんと英語なら英語の意味を理解することが必要なのです。

それと同様に、たとえ母国語でも先ほどの文章のような古語だとなかなか難しいものがあります。速読どころか普通に読んだって理解できない、という種類の文章です。

もちろん単語の意味さえ理解できれば速読は可能ですが、逆を言えば単語の意味が理解できなかったら速読はおろか単純な読解だって不可能なわけです。

ということで、原文で古事記をいきなり読むのは難しいなぁと思ったのでこの本の登場です。

「古事記講義」

(アマゾンではこの本↓を買いました。)
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先に訳文で読んでおくという手です。
こちらは現代語訳なのでとても簡単でした♪

この後に古事記を原文で読むとすらすらと読めるのなんの!
いろいろな古語も覚えることができましたし面白かったです♪

とはいっても、古事記本文も難しいのは冒頭だけでした。
後半は訳文がなくても割と理解しやすく、古文などがお得意な方は上にあげた本も必要ないなぁと感じた次第です。

古事記の原文、後半はヤマタノオロチ退治やらヤマトタケルの物語があってとっても面白かったです。

読破時間は以下の通り。

・古事記原文・・・113分
・古事記講義・・・28分

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