京都大学医学部とSP速読学院が共同研究した学術論文が承認されました! | SP速読学院

速読ブログ

2024.06.10
インストラクターより

京都大学医学部とSP速読学院が共同研究した学術論文が承認されました!

2019年から続く京都大学医学部との共同研究


SP速読学院は設立当初からさまざまな大学と協力してSP式速読記憶術における脳の働きを研究してきました。
今回、2019年より進めていた、京都大学医学部との共同研究の成果が論文として正式に承認されましたので、ここにご報告いたします。

京大医学部研究グループ

福山 秀直 教授
脳の神経細胞の働きをfMRI画像で解明する、京大医学部の高次脳機能総合センター教授。

村井 俊哉 教授
MAXプランク認知神経科学研究所を経て、京都大学精神医学教室の教授を務める。
専門は神経心理学、神経画像学。
(MAXプランク研究所はノーベル賞受賞者を37人を出した世界トップレベルの研究機関)

橘 遵
SP速読学院・学院長。
アメリカ有名大学 BYUプロボ校で2006年より2011年までスピードリーディングの授業を行う。
京大医学部の福山秀直教授とfMRIによる速読の実験を計画する。
被験者としてSP速読学院で分速1万文字を突破した受講生とインストラクターを20名、京大実験に送り込む。

他に張助教授(中国科学院大学)、助手(京大医学部)など計11名のスタッフが研究に参加。

「Neuroscience Bulletin」に掲載予定[2024年7月]


ニューロサイエンスとは、脳の学び方を知り、学習能力を高め、学習の仕方を最適化する学問で、
「Neuroscience Bulletinは認知科学の専門誌になります。
世界中の最先端の認知科学の研究機関が論文を発表しています。

論文の著者のなかにSP速読学院の学院長、橘遵の名前が記載されています。

論文テーマ「スピード脳のメカニズムに関する研究」

今回研究したのは、SP式速読記憶術ができる人の脳(スピード脳)の中の反応を研究するものでした。

  • 研究の内容
  • 参加者はSP速読学院の受講生とインストラクター、合わせて約20人が実験を行いました。
    脳の反応を調べる特別な機械、fMRIの中でミラーを通じてコンピュータの画面を見て文章を読み、定期的に内容に関する質問に答えるという方法で進められました。
    fMRIを用いることで、読書中の脳の活動をリアルタイムで観察することが可能です。


    内容はルポタージュ、ジャーナリズムの説明文から高校教科書レベルの難易度の3つの文章が選ばれました。

    文章は下記の低速、中速、高速のスピードランダムに表示され、その都度、大学入試の現代文のような質問があり、ボタンを押して3択で解答します。

    低速: 60文字✕50回=3000文字/分まで(5倍速)

    中速: 60文字✕100回=6000文字/分まで(10倍速)

    高速: 60文字✕150回=9000文字/分まで(15倍速)


    SP速読学院からは、速読上級者として19人の被験者が参加、
    京大医学部からは、大学院生や助手、研究者19人の被験者が参加しました。

  • 驚きの結果
  • SP式速読記憶術の効果を評価するため、様々な速度での読書テストを実施しました。

    1.速読スピードが上がっても正解率はほとんど落ちなかった。

     SP速読学院の受講生は5倍速は正解率69.1%
     15倍速は正解率63.1%表示速度が上がっても読解問題の正解率はあまり落ちませんでした。
     
     一方で、京大医学部研究者たちの正解率も61.4%ありました。
     
    2.速読時に働く脳の神経回路は一般人と違う。視覚回路を使っている。

    3.速読受講生は一般人の約10倍の文字量を一度に理解していた。

     SP速読学院の受講生は60文字の文章を大脳の後頭葉の視覚野で一度に写し出すリーディングスパン(一目で認識できる文字の数)を持っていました。
    一般人の平均は7文字だから、約10倍の文字量をひと目で処理していることになります。

     後頭葉の視覚野の血流が大きく増えています。

    4.SP式のスピード読解は読解力の向上に役に立つ。

     SP式のトレーニングはワーキングメモリを鍛える訓練が中心。
     ワーキングメモリが読解を行っている。

    5. 説明文の読解では左脳の側頭葉の回路が活発に働いている。
    イメージできる文章の場合は右脳も働く。中心的な働きは左脳です。

  •  「スピード脳のメカニズムに関する研究」学術論文 (英文)
  • 京都大学医学部とSP速読学院と中国科学院大学の共同研究の論文はこちらからご覧いただけます。
     
     「スピード脳のメカニズムに関する研究」学術論文 (英文)

今回の研究結果から導かれたもの

SP式速読記憶術がどのようにして脳に影響を与え、学習能力を向上させるのか、その科学的根拠の一つが明らかになりました。
SP速読学院はこれからも最先端の脳科学の研究成果をトレーニングに取り入れ、みなさんの能力をより向上するために努力を続けてまいります。

まとめ

SP速読学院では科学的根拠に基づいたSP式速読記憶術のトレーニングを行なっております。
誰でも身につけられるSP式速読記憶術を体験してみませんか?
随時、無料体験レッスンを行っておりますので、興味を持たれた方はご予約お待ちしております。

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