速読能力はトレーニングを続けなければ定着しない?定着させるための方法や期間を詳しく解説!
速読トレーニングの体験に来られた方に「トレーニングを止めたら元に戻ってしまいますか?」と質問されることがあります。
トレーニングを止めてしまうと元に戻ってしまうのではないかと不安になる方も多いようです。一生続けるとなればなんだか大変な気がしますよね。
今回は速読が気になっているけど速読能力の定着について不安を感じている方へ向けて、速読能力の定着について解説します。
トレーニングは一生続けなければいけないのか?
結論から言いますと一生続ける必要はありません。ただしトレーニングを始めてすぐ止めてしまうと元に戻ってしまいます。
ポイントは能力が定着するまで続けることです。
自転車に乗ることを思い出してください。
乗れるようになるまでは練習が必要ですが、一度乗れるようになってしまえば、しばらく乗らなかったとしても乗れますよね。
速読も同じように、一度速読の能力が身につけば、時間が空いたとしてもまた速読できるようになります。
速読の能力を確実に定着させる方法とは?
黙読の状態では元に戻りやすい
速読能力とは本を読む際に頭の中で音にせずに読める状態になっていることが必要です。
ほとんどの方は本を読む際に一文字一文字音声化して黙読の状態で読んでいます。
音声化の癖をある程度取ることが能力の定着へと繋がるのです。
黙読の限界スピードは1分間あたり2,000文字程です。
3,000文字まで読める頃にはひらがなの音声化がなくなり、キーワードの音声化だけが残る状態となります。この状態でトレーニングを止めてしまうと元に戻ってしまう可能性が高いのです。
1分あたりの読書速度が2,000~3,000文字の状態では速読能力としては不安定なため、ここでトレーニングを止めてしまうと元に戻りやすくなってしまいます。
能力定着の目安
読書スピードが1分あたり6,000文字程になってくると、能力が定着してくる段階に入ってきます。
読書の様子としては、ほとんどの音声化の癖がなくなった状態で1分間に5,000~6,000文字以上のスピードで本が読めるようになってくると速読の能力が定着化しやすくなり、日頃から読書を続けるだけで読書速度が維持できるようになってきます。
能力が定着化するまでは、以前「知っているようで知らない『速読』とは?トレーニングは何するの?」
でもご紹介しましたが、週に1回基礎トレーニングと応用トレーニングを行っていただくことをおすすめします。
能力の定着に重要なこと
受講生によっては能力が定着化する前にトレーニング期間が空いてしまう方もいらっしゃいます。
通学期間が空く場合でもご自宅でトレーニングを継続することにより、通学レッスン再開時まで、それほど能力を落とさず維持されています。
中には忙しくて自宅でのトレーニングがなかなかできなかったという方もいらっしゃいます。
音声化が取りきれていない場合、読書スピードが元に戻ってしまいやすいですが、読書だけでもされていると再開後すぐに感覚を取り戻される方も多いです。
コロナ禍もあり先日2年ぶりに再開された方がいらっしゃいました。
ご自宅でのトレーニングはほとんどできていなかったそうですが、お仕事柄文章を読む機会が多く読書量は維持できていたとのことで、再開後2回目ですでに2年前最後にトレーニングされたときより速く読めるようになりました。
もちろん、期間を空けずに定期的にトレーニングできるのがベストですが。
読書量が多いとそれだけでも読書スピードの伸び具合が変わってきます。
速読に関する気になることがあれば無料体験レッスンでインストラクターに直接ご質問していただけます。
気になった方はぜひ一度無料レッスンをお試しください。