速読を学んでトレーニングを続けても速読がうまくできない理由と対策 | SP速読学院

速読ブログ

2022.02.09
インストラクターより

速読を学んでトレーニングを続けても速読がうまくできない理由と対策

速読を聞くと言葉を知ってはいるけど実際の効果はよく知らないという方も多いと思います。
体験レッスンで初めて教室にお越しいただく方の中には、以前速読の本を見て自分でトレーニングをしてみたけれど速くならず挫折したという話もよく伺います。
では、なぜトレーニングしたにも関わらず速読が身につかなかったのでしょうか。
今回は考えられる理由をいくつかご紹介していきましょう!

速読できない理由① 目の筋肉不足

これは知らない方も多いのですが、実は文字を読むためには目を動かす筋肉が必要です。

いくら速読の方法を知っていたとしても、実践できる筋肉がなければできないのです。

目が動かないという方は、まずは目の筋肉=眼筋を鍛えるトレーニングからとなります。
なぜ眼筋を鍛えるのかというと、眼筋が弱いと目を真っすぐ動かすことができず行の途中で間違えて隣の行にいってしまったり、動かすことに集中力を使ってしまい、文章を理解する余裕がなくなってしまうからです。

そのためトレーニングをすることによって眼筋を鍛え、目をまっすぐ速く動かせるようにし文章を理解し読解することに集中できる状態を目指します。

また、ある程度のレベルまで行くと目の動きだけでは読書速度を上げるのは厳しくなってきます。
人間の目の動きにも限界があるからです。

そこで次に鍛えるのは一目で読める文字数、視野を広げることとなります。
ただし、視野を広げる為には別な眼筋が必要となってきますので、ここでも目のトレーニングは必須となります。

速読できない理由② 脳の処理能力不足

学んだ方法で速読を実践しても内容が入ってこないという方、速読のトレーニングを本でやって挫折されるケースの多くは、ここで引っかかるようです。

速読できる目になっていても脳の処理能力が追い付かないと、文字を追っているだけになってしまい、内容を理解することができません。
そこでポイントとなるのが音声化の癖をとることです。

【音声化】とは...

ほとんどの方は文字を読むときに一字一句「音声化」して読んでいます。
このことを「黙読」と呼びます。

 
頭の中で文章を音声化する黙読の状態では音声化する以上の速さで目が動くようになっていても、内容の理解が追い付かなくなってきます。
そのため音声化の癖をとる必要がでてきます。

音声化の癖をとっていくには速いスピードに慣れることが大切なのですが、これが本だけのトレーニングでは難しいのです。

どうしても自分のペースで文章を目で追うため黙読になってしまいます。

そこでアプリ等を使用することで、強制的に速いスピードで読むことによって音声化の癖を減らす方法が効果的です。

速読できない理由③ イメージ力不足

速読で速く読んで、内容も理解したはずなのに、読んだ内容を覚えていられないというケースも多いですね。

速く読みたいのは、たくさんの情報や知識を取り入れたいからではないでしょうか。

それなのに内容が残らないのでは意味がないですよね。

記憶に残すに当たって重要なのはイメージ力です。
読む速さに対して内容のイメージが追い付いていない状態だと、読んでも内容があまり残りません。
そこで速読トレーニングではイメージする速さも鍛えていく必要があります。

速読できない理由④ 読書量不足

読書量を増やしたいから速読を身に付けたいのに、速読できるようになるために読書量が必要と言われたら本末転倒!と思われるかもしれません。

しかし、速読を効率よく身に付けるためには、トレーニングと並行して普段の読書量を増やすことも大事です。

体験にお越しいただいた方の中には最初からかなり速く読める方もいらっしゃいます。
そういった方にお話をお伺いすると、皆さん普段から日常的に読書をしておられることがほとんどです。

SP速読学院では無料体験に来られる方に月の読書量をお聞きするのですが、全体としてはゼロ冊~数十冊と皆さん様々です。

体験レッスン時は読書量の少ない方でも、速読トレーニングと並行してトレーニングの実践も兼ねて少しずつ読書量を増やしていただくと効果がでやすくなります。

逆に、トレーニングをしっかりやられていても読書をしなければ伸びるのに時間がかかってしまう場合もあります。
いきなり毎日何時間も読んでくださいというわけではありません(もちろん多いに越したことはありませんが)、普段読書する習慣のない方は1日10分など少しずつ読書に慣れていただくと良いでしょう。

速読ができない理由⑤ 語彙力不足

速読に関係ないと思われるかもしれませんが、ただ文章に目を通すのではなく、内容を理解した上で速く読む本質的な速読においては、語彙力は必須となります。

ゆっくり読んでも理解できない内容を速く読むことはできません。

例えば、日本語の速読トレーニングをして速読をマスターしても、英語の文章は速く読めませんよね。つまり単語の知識がないと読めないということです。
これは専門書を読む場合でも同様です。

逆に、語彙力があれば速読の方法は変わりませんから、他の言語の文章でも速く読めるようになります。

定期的にTOEICを受けていたインストラクターによると、日本語での速読トレーニングで速読をマスターした後でTOEICを受験したところ試験時間に余裕ができ、飛躍的に点数が上がったそうです。

語彙力を身に付けていくには、まずは一般書など読み慣れている文章で速読トレーニングをし、並行して語彙力をつける勉強をしていただくことをおすすめしています。

  

速読ができない理由⑥ 得意なことに集中してしまう

トレーニングをしていくなかでも得意なところと苦手なところには個人差があります。

好きなトレーニングばかりやりたくなりますが、苦手な箇所を伸ばさないと伸び悩んでしまいます。
日々、いろいろなトレーニングを行うことが大切です。
ひとりでのトレーニングに限界を感じられたら、SP速読学院の無料体験レッスンをご利用ください。

SP速読学院のレッスンでは個別にカリキュラムを変えていきますので、それぞれの得意不得意や目的に合わせて効率よく速読の力をつけることができます。
ぜひ一度無料でのレッスンを体験してみてください。

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