学力だけでは安心できない!共通テストにまつわる時間の不安を徹底調査
共通テストに臨む受験生の中には、日々の睡眠時間を削ってまで勉強をしている人もいるのではないでしょうか。
もしくは、長期目線で計画的な対策として予備校や塾に通う人もいるでしょう。
いずれにおいても受験生であれば誰しも共通テストに向けては、時間的な期限と制限の中で何かしらの不安を持っている方が多いのではないかと思います。
この記事では共通テスト試験に少しでも気持ちをラクに向かい、成績アップにつながるような情報と方法をお伝えします。
この記事を書いているのは、S P速読学院でインストラクターをしている九十九です。
約2万人の受講生に対して個別指導で受験や資格取得のサポートしてきた経験があります。
共通テストの文字数は試験時間内に読みきれない
そもそも共通テストに限らず、「試験」を設ける目的は受験生をふるいに掛けることです。
効果的にふるい落としていくため、問題に強弱を付ける形で作られていますが、共通テストも例外ではありません。
正解率が高いセクションもあれば4割に満たないセクションもあり、セクションごとの正解率には大きくばらつきがあります。
セクションごとの強弱の違いというのは問題の単純な難しさと量で分けられます。
平成17年から令和2年までの間だけで教科書のページ数や勉強の範囲は年々量が増えていることがわかっています。
参考:一般社団法人教科書協会「教科書発行の現状と課題」
これに伴い、共通テストにおいての文字数も自然な流れで増加傾向にあります。
2021年に実施された共通テストを見ると、ひとつの例として国語では1問に対して約3500文字の文章量となっています。
▷参考
問題文を含めると約5,000文字の文章を読む必要があります。
総文字数は2万字以上になりますので、80分の試験時間中にすべてを読み、解答するには必然的に時間が足りなくなります。
これは国語だけでなく英語や他の教科でも同じで、2020年の試験と2021年の試験では約1,200語も増えているそうです。
▷参考
試験を解く時間は変わりませんが、解く早さは以前よりも圧倒的に求められていると考えていいでしょう。
問題作成者の意図から対策しよう
大学入試センターによれば、令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針として、高校生活で身につけた知識、技能の他に思考力、判断力、表現力を使って解くことを前提としていることが書かれています。(参考資料)
この中の思考力、判断力という意味では、試験全体を把握して、簡単な問題を見定めて時間を調整するという形で発揮することも必要かもしれません。
また、『二月の勝者』というドラマでも取り上げられていた捨て問題は試験に付き物ですが、人にとってはその捨て問題を判断できる能力を養うことも重要です。試験のセクションによって平均得点が大きく異なるのは、簡単な問題を瞬時に見定めてそちらに時間を割いている受験生が多いということが考えられます。
いずれにおいても共通テスト受験では学力だけでなく瞬時の判断力も必要とされる能力になるでしょう。
近年は問題の量が増えたことで時間が足りなくなりふるい落とされる傾向も強くなっていることも意識した方が良いでしょう。
まとめ
傾向として教科書や試験問題の文字数増加は今後も進んでいくことが予想されています。
思考力や判断力は学力アップとは違い単純な勉強を続けていくことに加えて別な訓練が必要とされます。
共通テストで勝者になるためにも、このような能力を今からでも養うことは大切です。
もし現時点で時間に不安があるという方は速読というツールを使うことが解決の手助けになるかもしれません。
無料体験レッスンを一度受講するだけでも大きく改善されますので、ぜひ一度受講してみてください。
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