速読できる人とできない人、たった1つの大きな違い | SP速読学院

速読ブログ

2021.10.20
インストラクターより

速読できる人とできない人、たった1つの大きな違い

速読インストラクターが良く聞かれる質問ランキング、堂々の第1位は「速読って本当に出来るの?」です。(弊社インストラクター調べ)
はじめまして、SP速読学院東京教室のインストラクター、継本です。

実際私は、新大阪に向かう新幹線の車内で文庫本を読んでいたら、隣に座ったおじさまに「それ、本当に内容分かってるの?」と突然聞かれたことがあります。
私も含めて、速読を身に付けた方は、特に意識せずとも速く読めているので、改めて他の方から指摘されるとびっくりしてしまいます。

当社では、速読は特殊能力ではなく、あくまで読書のテクニックだと考えています。
なので今日は、この文章を読んでいる瞬間から読書スピードが速くなる、そんな速読のコツを伝授します!

読書量=読書速度

読んだ冊数が多ければ読む速度は上がる

そりゃそうだろ!と思った方、すみません。

身近で本を読むの速いな~と感じる方、いらっしゃいませんか?
教室にも、最初から日本人の平均速度である分速600文字に対して、2~3倍程度のペースで読む力のある方、稀にいらっしゃいます。
共通しているのは「読書量が多い」、何はともあれこれに尽きます。
趣味で月2~3冊以上読むとか、仕事で毎日何かしらの論文を複数種読んでいるとか、日常生活に読書が組み込まれている方がほとんどです。

読書にも、慣れは大事

なぜか。当たり前ですが、慣れているからです。

例えば、私は成人するまでロールプレイングゲームに触れる機会がほとんどありませんでした。

なので、マップに放り出されたとき「宿屋に行こう!」というミッションが出たら、一直線に宿屋に向かおうとします。
RPG好きな人からしたら「なんでや!」となりますよね。
町の人と会話したり、宝箱探したりするべきです。
が、私はRPGの仕組みが解っていないので、ルートから外れても海岸の端まで行ったら宝箱がありそうだな~と察することができないんですよね。

ゲームに限らず、中高の部活で運動部だった人は、大人になってもバットを振ったり、ドリブルをしたりするときに練習した経験が生かせるのではないでしょうか。(身体がついていくかはともかく)
そのように何度も繰り返して身についていると、自身の経験に基づき、特にひとつひとつの動作を深く考えなくても自然とできるようになる。

このことを「自動化」と言います。普段から文章を読んでいる方は、読書に慣れているんですね。

日本人の半分は、年に1冊も本を読まない

しかし、今やほとんどの人が本を読まない時代。

2019年に文化庁が実施した「国語に関する世論調査」によれば、月に1冊も本を読まない人は、47.3%。対する読む習慣のある人は52.7%とギリ多いですね。※参考1 出典:文化庁

つまり、慣れていないことをいきなりやろうとする状態なので、本を読むのに時間が掛かるのは当たり前、ということです。
なので、まずは「1日5分本を読もう!」ここから始めてみましょう。

ジャンルは面白そうならなんでもOK!
電子書籍でも紙でもOK、いきなり本が難しければまずは雑誌や新聞でももちろんOK。
いずれにせよ、文章を読むという行為自体を習慣化することが大切です。

そうはいっても、すぐさま速く読みたいあなたへ

受講生の劇的ビフォーアフター

先日、コースを終えて卒業することとなった受講生とお話していました。

私の勤務する新宿教室は、立地柄社会人の方が多くいらっしゃいます。

その方も社会人で、お仕事と家事、育児の間でオンラインと教室レッスンをフル活用してトレーニングしてらっしゃいました。

私「分速1万文字(1冊15分あればさらっと目を通せるくらい)おめでとうございます!読書量も変わったんじゃないですか?」
受講生さん「そうなんですよ、今通勤往復で1冊読んじゃうんですけど…前は月0冊だったんですよね…」

確かに、初回に記入していただたいたアンケートを見ると、月の読書冊数0冊の文字が!
つい、0って書くと怒られそうだから(怒らないですよ!)と1~2冊にそっと丸をしてくださる方も多いのですが、しっかり0でした。
今では通勤という短時間でも集中して読めるそうで、月10冊以上は余裕なんだとか。

読書の時間をフル活用する3つの方法

読書量が多ければ良いのは解っているけれど、さきほどの受講生のように、日常生活に追われていれば当然読む時間が確保できなくなります。
だからこそ、短い限られた時間のなかで、ロスタイムなく読む必要が出てきます。
そのため、まずは日に5分だけ、読書にのみ充てる時間を確保しましょう。
その間はスマホもオフにして、目の前の文章に集中します。そしてその5分は文章をスムーズに読むトレーニングの時間として、有意義に活用しましょう。

その5分でするべきこととして、まずは以下の3つから始めていきます。

① 理解度を意識する
さらっと読むのか記憶するほど深く読むのかによっても、読書速度は変わります。理解度がバラつくと、読後の満足感も落ちてしまうので、この本はしっかり読みたい!等、目標を決めてから読み始めましょう。自分で意識するのが難しいときは、小説を選び、場面を想像しながら読む、と決めるのもお薦めです。

② 5分でどれだけ読めたのかメモする
1ページでも2ページでも大丈夫。自分が5分で読める量を意識しましょう。しっかり計測することで、読んでいる文章に集中し、心ここにあらずな時間を減らします。書き込んでも良い本なら、読んだページの隅に日時を書いておくと解りやすいですね。

③ 指でなぞる
短い時間を活用するためには、返り読みを減らすことも重要です。1度の読書で、読み飛ばさずに理解するために、今読んでいるところを指でなぞりましょう。

この3つを1日5分から始めます。お休みの日で時間が確保できるときは少し長めに練習しましょう。
いきなり難易度の高い専門書ではなく、自分の読みやすい本から始めるのがポイントです!

理想の読書について、一緒に考えてみませんか?

今回は、今日から始められる簡単な速読のコツについてお伝えしました。
今回お伝えしたのはどなたでも使える、簡単な内容です。
ただ、速読を活用したいシチュエーションは人それぞれだと思います。これまで実際に受講生にお伺いしたなかでも…
・積読を減らしたい。
・ビジネスの勉強を効率よく進めたい。
・Webテスト(SPIや玉手箱)の正答率を上げたい。
・資格試験(IT関連、税理士、公認会計士etc…)に合格したい。
・TOEICの点数をアップしたい。
などなど、これらはほんの一部。

目標が違うからこそ、その方にあったトレーニングが必要になってきます。
速く読めるようになったら、どんな目標を達成したいですか?

教室のトレーニングでは、インストラクターがご希望をしっかりヒアリングし、あなたにぴったりのトレーニング方法を作成する個別指導を徹底しています!

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