「やまなし Part.4 宮沢賢治」
読書スピード計測
あなたの読書スピードを計測します。
「開始」を押して、表示される文章を読んでください。
あらすじを取るくらいの理解度で読んでいきます。
「次ページ(→)」を押して読み進めてください。
最後にあなたの読むスピード(分速)が表示されます。
「開始」でトレーニングスタート、「終了」でトレーニングを終了します。
あなたの読書スピードを計測します。
「開始」を押して、表示される文章を読んでください。
あらすじを取るくらいの理解度で読んでいきます。
「次ページ(→)」を押して読み進めてください。
最後にあなたの読むスピード(分速)が表示されます。
「開始」でトレーニングスタート、「終了」でトレーニングを終了します。
かにの子どもらは、あんまり月が明るく水がきれいなので、ねむらないで外に出て、しばらくだまってあわをはいて天井の方を見ていました。
「やっぱり、ぼくのあわは大きいね。」
「兄さん、わざと大きくはいてるんだい。ぼくだって、わざとならもっと大きくはけるよ。」
「はいてごらん。おや、たったそれきりだろう。いいかい、兄さんがはくから見ておいで。そら、ね、大きいだらう。」
「大きかないや、おんなじだい。」
「近くだから、自分のが大きく見えるんだよ。そんならいっしょにはいてみよう。いいかい、そら。」
「やつぱりぼくのほう、大きいよ。」
「本当かい。じゃ、も一つはくよ。」
「だめだい、そんなにのび上がっては。」
また、お父さんのかにが出てきました。
「もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ。」
「お父さん、ぼくたちのあわ、どっち大きいの。」
「それは兄さんのほうだろう。」
「そうじゃないよ、僕のほう、大きいんだよ。」
弟のかには泣きそうになりました。
そのとき、トブン。
黒い丸い大きなものが、天井から落ちてずうっとしずんで、また上へ上っていきました。きらきらっと黄金のぶちが光りました。
「かわせみだ。」
子どもらのかには、首をすくめて言いました。
「やっぱり、ぼくのあわは大きいね。」
「兄さん、わざと大きくはいてるんだい。ぼくだって、わざとならもっと大きくはけるよ。」
「はいてごらん。おや、たったそれきりだろう。いいかい、兄さんがはくから見ておいで。そら、ね、大きいだらう。」
「大きかないや、おんなじだい。」
「近くだから、自分のが大きく見えるんだよ。そんならいっしょにはいてみよう。いいかい、そら。」
「やつぱりぼくのほう、大きいよ。」
「本当かい。じゃ、も一つはくよ。」
「だめだい、そんなにのび上がっては。」
また、お父さんのかにが出てきました。
「もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ。」
「お父さん、ぼくたちのあわ、どっち大きいの。」
「それは兄さんのほうだろう。」
「そうじゃないよ、僕のほう、大きいんだよ。」
弟のかには泣きそうになりました。
そのとき、トブン。
黒い丸い大きなものが、天井から落ちてずうっとしずんで、また上へ上っていきました。きらきらっと黄金のぶちが光りました。
「かわせみだ。」
子どもらのかには、首をすくめて言いました。
読書スピード計測
お疲れ様でした。
文章の内容を覚えてしまった場合、正しい数値が計測できない場合があります。
その場合はトレーニング一覧ページより「読書スピード計測(各種文章)」より正しい数値を計測しましょう。
「もう一度」ボタンを押すと、トレーニングを再度行う事ができます。別のトレーニングを行う場合は「トレーニング一覧ページ」へお戻りください。
お疲れ様でした。
文章の内容を覚えてしまった場合、正しい数値が計測できない場合があります。
その場合はトレーニング一覧ページより「読書スピード計測(各種文章)」より正しい数値を計測しましょう。
「もう一度」ボタンを押すと、トレーニングを再度行う事ができます。別のトレーニングを行う場合は「トレーニング一覧ページ」へお戻りください。