速読ブックレビュー・書評
草野インストラクター書評『銀魂』
空知 英秋 (著)
240ページ
事件はいつも職員室でおきている!?
銀八先生を筆頭に激烈キャラの3Zに負けず劣らずの超個性的な教師陣。そこに新任教師・月詠も加わって、ボケっぱなしの職員会議はさらにエスカレート! 不死鳥のごとく蘇る銀八先生シリーズ、今度はファンキー教師が大活躍。
【読書の所要時間】 50分(精読で1回)
週間少年ジャンプで掲載されている『銀魂』の小説銀八先生シリーズ第6弾。今回は3年Z組ではなく、教師陣が主役です。
新任教師も加わり、職員会議は更にボケっぱなしで収集のつかない無法地帯と化し、入学志願者数を増やしたい校長や理事長からの指示で、やる気のない教師陣が空回りしています。
原作の印象とは違うキャラになっている人物もいますので(特に真面目キャラ)、好き嫌いは人によって分かれると思います。異なる世界と割り切れば楽しめます。
今回は先生達がメインとなっており3-Zの生徒の出番は少ないため、3-Z生徒の掛け合いが好きな人には物足りないかもしれませんが、代わりにジャンプ好きの先生を筆頭に超個性的な「銀魂ティーチャーズフェニックス」が頑張ってボケています。また、懐かしい人達もでてきます。
ファミコンネタなどがでてきますので、若い世代の方には意味がわからない部分もあるかもしれませんが、それはそれで楽しめます。バカバカしくも笑える一冊です。最後はいつもの通りぐだぐだです。
(草野インストラクター 2012年11月)