速読書評『初対面の1分間で相手をその気にさせる技術』
福山インストラクター書評『初対面の1分間で相手をその気にさせる技術』
朝倉 千恵子 (著)
237ページ
普通の営業マンを次々と「ダントツ営業マン」に生まれ変わらせ、大手企業研修リピート率98%を誇る「トップ営業育成のプロ」が伝授。
初対面を制して一挙にクロージングまで持ち込む方法とは。
【読書の所要時間】 1回目 17分(全体理解~精読)、2回目 29分(精読~熟読)
書店で別の本を探していた時にふと目がついた本です。著者の朝倉氏は営業職を始めた時は何の知識もコネクションもなかったが、努力を重ねて勤めていた会社の一番の営業になり、成功をおさめました。彼女は初対面の方との一分間は意外と長く、するべきことはたくさんあると説明しています。私のような若輩者にとって、成功者が自分のノウハウを提供してくれるこのような本はとてもありがたく、本自体も読みやすかったです。
感想になりますが、この本は営業だけではなく、基本的なビジネスマナーを確認できる良い本だと思いました。朝倉氏の経験からくる事前の準備の大切さや、挨拶の礼儀など、社会人の常識を学ぶことが必要な人にはいいですね。少し残念だったのは、あまり独創的なアイデアが書いてあったわけではなく、他の本でも学べることばかりだったことです。それだけ一般常識やABCD法則が大切だということではあるんですが。改めて考えると本に書いてある基本が全てできている人は実際の社会でもほとんどいないと思います。ルールブックのように持ち歩いて、自分ができているのか、できていないのかいつでも確認できる状態にしておいてもいいかもしれません。ただ、この手の本はたくさん出ていますので、自分が気に入った物ならなんでもいいと思います。
個人的にはすごく分かりやすい本です。これから社会にでる大学生、高校生、もしくは新社会人は一度目を通されてもいい本だと思いました。
(福山インストラクター 2013年8月)