速読Q&A、よくあるご質問
速読法の本だけで速読法をマスターできますか?
SP式速読法は認知科学をベースとしてトレーニングを組み立てています。SP速読学院から出版されている「ひと晩5冊の速読術」などにより速読の眼をつくる方法や記憶力をアップする方法がわかります。
ただ、本で表現できないのはスピードの部分です。パソコン画面でのトレーニングは、理解速度や集中力を高めるのに即効性があります。
わずか2~3分のトレーニングで自分の読書速度がどんどん速くなっていくのを体感できます。5分位の訓練で理解速度が3倍くらい早くなるケースもよく見られます。本でのトレーニングでは理解速度を速めるのに5~10倍位の訓練時間が必要になるでしょう。楽に早く上達したいなら、教室のパソコントレーニングがおすすめです。
一斉授業と個別指導のトレーニングの違いは?
一斉授業は安上がりの教育です。同時に50人以上でも指導可能です。順調に上達する人は良いのですが、訓練が進むとほとんどの人は何らかの原因で上達しない状況が起こってきます。これを高原現象と呼びます。スポーツのスランプと同じです。
スランプ状態では、個々の状態をコーチが良く把握して適切なアドバイスを与えることが大事です。教師1人当りでいうと個別のアドバイスが与えられる指導は6人が限界だと思います。速読の訓練は右脳の働きを活発にする訓練です。絵画や楽器に上達することはスポーツの技能を向上させることに比較することができます。約40人を相手に一斉授業を行うことはできますが、上達できる受講者は素質のある一部の人達に限られるでしょう。
クラブ活動などで教師やコーチから一対一の個別指導を受けるとトレーニングの上達効率は高まります。個別指導に加えてSP式では約30項目ものトレーニングチェックシートと50項目の個人別進度表を用いて客観的な判断ができるようにしています。これは医者がカルテに記入した血液検査や尿検査などのデータを細かくチェックして健康状態を判断するのに似ています。速読力は読解力と記憶力と言語力、集中力、注意力などが関わってくる総合的なトレーニングになりますから、きめの細かい指導が必要になるわけです。一斉授業ではきめの細かい指導は望めません。
他の速読教室との違いは?
SP式は、速読法と記憶術が合体したトレーニングです。主に記憶の認知科学から速読理論とモデルができあがっています。パソコン画面のトレーニングの中に、単語再認の自動化トレーニングや文節読み、文章読み、段落読みというチャンキングの自動化訓練があります。認知技能の自動化が起こり、ワーキングメモリーに余裕が出てくることにより、読解や記憶、速読が可能となります。