【かのこちゃんとマドレーヌ夫人】を読んで…
こんにちは~速読インストラクターのDです!
今日はおやつにバナナを持参していたのに、それを忘れていて…
100円パンので空腹を満たしました…。
ということで明日のおやつはバナナです。
さてさて今日はゲリラ豪雨をなぜか「ゴリラじゃないやつ」と言ってしまう可愛い女の子のお話です。
[amazonjs asin="4480688269" locale="JP" title="かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)"]
そうです!「鹿男あをによし」や「鴨川ホルモー」の万城目 学さんの本なんです!
前に御池間之町の「さんさか」というカフェで読んで以来どうしても手に入れたくて…
今回買っちゃいました♪
★★★★★
非常に素敵で良質な小説です。
これをファンタジーやらティーンズ向けという括りでまとめていいのかい?と疑問視してしまうほど…
最近泣いてないな…とか心から笑ってないな…とか思い当たる大人の方に!!
ぜひ読んで頂きたい1冊ですね~。
マドレーヌ夫人というのは猫の事であり、かのこちゃんとはマドレーヌ夫人が飼われているお宅の小1の女の子なんですね。
この2人(いや1人と1匹?)の関係性がまたいいんです!
そもそもなぜ猫の名前に婦人が付くかというと、このマドレーヌという猫には玄三郎という犬の夫がいるんですね。
なので近所の猫たちに「マドレーヌ夫人」という愛称で呼ばれているわけで…
そしてそもそも、猫と犬が夫婦?って点がかわいらしい!
なぜかマドレーヌ夫人は外国語が理解できるんです。
外国語って言ってもここでは犬の言葉、しかも愛する玄三郎さんの言葉だけが理解できるそう…!
作中、マドレーヌは愛する夫の願いを叶えるため、そしてその夫の願いを叶える手助けをしてくれたかのこちゃんに恩返しをするため、
猫又となり人間に化けるのです。それはとても大事で幸せな軌跡を2つ起こすため…。
人間サイド(かのこちゃんのご両親)からしたら単なる仲の良い猫と犬だな~ぐらいの関係性でしょうが、
かのこちゃんには違いました。
彼女はちゃんとマドレーヌ夫人と玄三郎とが夫婦だって事が分かっていたんです。
そのことをきちんと尊重した上で、愛する夫・玄三郎の最期を看取ったマドレーヌ夫人がかのこちゃん家に残るのか、元ノラ猫らしくまた
別の土地に流れてゆくのか…その判断をマドレーヌに託します。
えぇぇ~小1の子がそんな配慮までしますか!すごいな…かのこちゃん!
架空の人物だけど、小1だけど…かのこちゃんから学べる事は結構ありました。
個人的にはマドレーヌ夫人と玄三郎の最期のシーンが一番好きです。泣けました。
しばらく京都教室に置いておく予定です。
興味のある方は読んでみてくださいね!
感想も聞かせてください♪
ではでは~